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「いつ、どこでマンションを買うとどれだけ儲かったか?」2022年度版

全国ならびに首都圏トップは時期を問わない強さの港区、平均1,990万円
関西圏トップは物件固有の強さが際立つ京都市中京区、平均1,179万円

要旨
・コロナ禍でも都市部のマンションは高値安定

・70㎡のマンションを購入時に港区では平均1,990万円、京都市中京区では1,179万円の売却益
・しかしながらマイナス地域、時期も多くあり、「いつ、どこで、どれを買うか」が今後も重要となる

 マンション情報サイト「住まいサーフィン」(https://www.sumai-surfin.com/ 運営:スタイルアクト株式会社、本社:東京都中央区、代表取締役:沖有人)は、2022年度版分譲年別行政区別の中古マンション値上がり額を発表しました。「住まいサーフィン」は、分譲マンション購入・売却検討者27万人を有する分譲マンションのセカンドオピニオンサイトです。

 本調査は、2020年10月から2021年6月に売り出された中古マンションデータ(※)をサンプルとし、それらを「市区町村」×「竣工年」ごとに新築時と推定中古成約価格との価格差を住戸単位で比較し値上がり率を算出、それらを元に新築時との価格差を一般的な分譲マンションの面積の目安となる70㎡に換算し、「今売却するといくら儲かるか(または損するか)」が分かります。
(※)本調査に使用したデータは、2020年10月から2021年6月に各不動産仲介会社を通じて売り出された区分所有マンションの価格情報を「住まいサーフィン」が独自に収集し成約金額を推計したもの

【調査結果】
■首都圏のエリア別中古マンション値上がり額

・都市部におけるマンション価格の高騰、供給量の減少から東京市部を除いて増加した
・順位では都区部、次いで、埼玉県、神奈川県、千葉県、東京市部となった
・神奈川県はエリアによる強弱が大きく、全体平均では2014年以降3位となっている

◇東京23区
・高級住宅地を多く抱える港区、千代田区、渋谷区の中古値上がり額が特に高い
・ついで中央区、品川区といった生活利便性の高いエリアが上位を占めた
・港区はいつの時代も資産性が保たれやすく、リーマンショック前の物件でも値上がり額が大きい

【東京23区:中古マンション値上がり額ベスト5】(単位:万円)

◇東京市部
・都下においては狛江市、三鷹市、武蔵野市といった都区部に近いエリアとなった

【東京市部:中古マンション値上がり額ベスト5】(単位:万円)

◇神奈川県
・神奈川県では横浜市西区と中区、川崎市中原区、川崎区、幸区
・いずれも大規模でタワーマンションという、資産価値を保ちやすい条件を備えたマンションが多い

【神奈川県:中古マンション値上がり額ベスト5】(単位:万円)

◇埼玉県
・埼玉県では、さいたま市浦和区、さいたま市大宮区
・学区人気が高い浦和駅周辺、ターミナル駅である大宮駅周辺の大規模物件が牽引した

【埼玉県:中古マンション値上がり額ベスト5】(単位:万円)

◇千葉県
・千葉県では、浦安市、流山市
・浦安市は東京駅へのアクセスが良く、従前よりファミリー世帯に人気が高いエリアとなる

【千葉県:中古マンション値上がり額ベスト5】(単位:万円)

■関西圏のエリア別中古マンション値上がり額
・関西圏で中古値上がり額が最も高いのは京都府で、次いで大阪府、兵庫県となった

◇京都府
・京都府では京都市中京区、東山区、下京区といった供給が限られ、立地の希少性が高い物件が国内外問わず幅広い需要から価格を牽引した
・関西圏TOPの京都市中京区はほぼ全ての調査年においても儲かる結果となった

【京都府:中古マンション値上がり額ベスト5】(単位:万円)

◇大阪府
・大阪府では大阪市西区、北区、中央区、浪速区、福島区と大阪市内中心部が上位を占めた
・他の地域と同様に大規模、タワーマンションの価格上昇が地域を牽引した

【大阪府:中古マンション値上がり額ベスト5】(単位:万円)

◇兵庫県
・兵庫県では神戸市の中心街である中央区の中古値上がり額が大きい
・三宮周辺では新規供給が条例で制限されており価格上昇を招く結果となった

【兵庫県:中古マンション値上がり額ベスト5】(単位:万円)

◇他エリア
・滋賀県草津市は京都や大阪へのアクセスの良さから近年ベッドタウンとして発展している

【他エリア:中古マンション値上がり額ベスト5】(単位:万円)

*より詳細な行政区別の結果は、「住まいサーフィン」でも公開しています。
https://www.sumai-surfin.com/price/increase-rate/area-price/touraku-2022/

【調査コメント:不動産コンサルタント 沖有人】

■プロフィール
1965年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、会計事務所系コンサルティング会社に入社。不動産マーケティング会社を経て、1998年7月独立し、アトラクターズ・ラボ(現在のスタイルアクト)株式会社を設立。同代表取締役。不動産データを分析して発見した各種の法則性を「住まいサーフィン」に集約して無料公開。2021年12月現在27万人以上の会員を擁す。自宅で資産形成する方法を説き、著作はベストセラー含め14冊を上梓。連載コラムはダイヤモンドオンラインなど3本で、不動産市況予測を得意とし、過去2年後に25%値上がりするなど時期と割合を明示したうえでマンション価格予測を的中させている。講演会の満足度は毎回ほぼ100%を続けている。

【コメント】
 統計は再現性を重視している。過去を分析しているが、将来も同じ結果を再現するように、正確性を期している。複雑に絡み合う要因をシンプルに分かりやすく表現することで、失敗のない自宅購入での資産形成を誰もが実現できる様になる。基本的に、価格高騰で買えなくなる人が増えており、早く買った者ほど住み替えがしやすいが、今からでも遅くはない。私をはじめ、住まいサーフィン会員の99%が含み益を出しているのは、マンションの資産性に因果関係が明確であるからなのである。

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