– 会員数32万人“住まいサーフィン”調べ 居住者の生の声 -居住者による第17回「マンション管理会社満足度ランキング」2025年発表
スタイルアクト株式会社(東京都中央区・代表取締役:沖有人)が運営している、分譲マンション購入・売却検討者32万人を有する分譲マンションのセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」(https://www.sumai-surfin.com/)は、マンション居住者に対し、管理会社満足度調査を行いました。本調査は2009年から実施しており、今回で17年目となります。
本調査は汎用的な調査パネルを用いず、分譲マンションに特化した自社32万人のパネルから回答を得ることで、より正確に居住者の声を聞くことを目的としたマンション管理に関する調査です。「住まいサーフィン」会員32万人のうちマンション購入済みの居住者や全国の大規模マンションの理事長様などに対し、管理状況に関する満足度について調査をしました。更に「管理人」「フロント」「管理会社」に分けて上位社の詳細を公表します。
【要旨】
| ■ 製販管一体でサービスを提供する大手管理会社の満足度が、引き続き高い傾向を示した。居住者の声を丁寧に聞き取り、グループ内のデベロッパーへフィードバックを行う仕組みが、管理面での高評価につながっているとみられる。 ■ 管理員業務への満足度は全体的に高く、特に満足度上位の会社では、管理員に対する評価も高い傾向が確認された。管理会社による教育やフォローアップ体制の充実が、満足度向上に寄与していると考えられる。 ■ 昨年に続き、全国展開型の管理会社では、地方における人材採用の難しさや、首都圏に比べて低い管理費水準が課題となり、首都圏中心の事業者に比べて満足度が上がりにくい傾向が見られた。 ■ 総合満足度第1位は野村不動産パートナーズ。全カテゴリーのほぼすべてでTOP3に入り、16回目の総合1位を獲得した。理事経験者による満足度でも1位となり、安定した高品質なサービス提供が評価された。 ■ 管理戸数10万戸未満部門では、東京建物アメニティサポートが8年連続で1位を獲得。13項目中8項目で1位を占め、規模を超えた総合力の高さが際立った。 ■ 住友不動産建物サービスは総合4位に上昇。特に管理員に対する評価が突出しており、関連4項目すべてで1位を獲得した。 ■ 昨年から順位を大きく上げた注目の成長管理会社として、伊藤忠アーバンコミュニティ(13位→7位)と日鉄コミュニティ(11位→8位)が台頭。主要項目での評価向上が順位上昇につながり、上位企業とともにサービスの質向上が進んでいることがうかがえる。 ■ 大京アステージは管理物件の平均築年数が高い中、昨年より満足度を向上させた。築年数の経過が不利に働きやすい中での改善は、運営努力の成果といえる。 |
【調査概要】
■調査対象:自社Webインターネットサイト「住まいサーフィン」の登録会員32万人のうち、マンション購入済みの居住者や全国の大規模マンションの理事長様など
■調査実施時期:2025年7月16日~8月31日(インターネット調査、郵送調査)
■有効回答数:4,340(「全体ランキング」ではn数40件以上、「理事経験者によるランキング」はn数30件以上)
■調査項目:大きく(1)管理人 (2)フロント(3)管理会社の3つのカテゴリーごとに調査、別途 (4)満足度 (5)推奨度を調査、<総合満足度>は(4)満足度を1.25倍し、(5)推奨度を0.75倍した平均値から算出
【調査結果】
■ 安定した総合力で16回目の首位 野村不動産パートナーズ
総合満足度1位は、野村不動産パートナーズ(76.0ポイント、前年比+2.2ポイント)。ほとんどの評価項目でTOP3入りし、今年も安定した高評価を獲得。グループ内でのフィードバック体制など、製販管一体による品質管理の強みが継続的な支持につながった。
■ フロント対応で全項目1位 東京建物アメニティサポート
2位の東京建物アメニティサポート(75.1ポイント、同+2.8ポイント)は、管理戸数10万戸未満ながら、昨年の3位から2位へと順位を上げた。特に「フロント対応」では全項目で1位を獲得し、その他の分野でもTOP5入りが目立つ。規模を超えた、きめ細やかな対応力が高く評価された。
■ 堅実なサービス品質で上位維持 三井不動産レジデンシャルサービ
3位の三井不動産レジデンシャルサービス(78.4ポイント、同+0.1ポイント)は、安定した運営品質により評価は向上しているものの、他社の評価向上がそれを上回ったため、昨年の2位から今年は3位へと順位を下げる結果となった。それでも、全項目で引き続き高い評価を維持しており、堅実な運営姿勢が上位キープにつながっている。
<図表1:管理会社満足度 全体ランキング 上位10社 主要項目抜粋>

■ 全項目で高評価、8年連続首位 東京建物アメニティサポート(10万戸未満部門)
管理戸数10万戸未満の部門では、東京建物アメニティサポートが8年連続で1位を獲得。
「管理人」「フロント」「管理会社」など主要項目において、コストパフォーマンスを除くすべてで1位を達成した。規模を超えたサービス品質が評価され、居住者から非常に高い支持を得ている。
<図表2:管理戸数10万戸未満の部門 満足度ランキング 上位3社 主要項目抜粋>

■ 理事経験者からも高評価 野村不動産パートナーズが2冠達成
理事経験者による満足度ランキングでも、野村不動産パートナーズが1位を獲得し、総合ランキングとの2冠となった。「管理人」「フロント」「管理会社」などほぼすべての項目でTOP3入りするなど、安定した高評価が特徴。
2位の東京建物アメニティサポートは、13項目中8項目で1位を獲得したものの、入居者の推奨度との間に若干のギャップが見られた。マンション管理サービスでは、推奨度に知名度やブランド力の影響が現れる傾向があると考えられる。
<図表3:理事経験者による満足度ランキング 上位10社 主要項目抜粋>

この結果は、「住まいサーフィン」でも公開します。
https://www.sumai-surfin.com/bigdata-analysis/enquete-result/kanrigaisya-2025
<本件に関するお問い合わせ先>
スタイルアクト株式会社 住まいサーフィン広報担当 Email:pr@styleact.co.jp
テレワークにて勤務しておりますため、上記電子メールでのお問い合わせをお願いいたします。
TEL:03-5537-6333 FAX:03-6625-0361